鳥取県立美術館の建設場所の慎重な審議を求める決議

3月9日:一部訂正

【誤】党議員団と太田縁議員26名が賛成し可決されましたなお、椋田昇一議員は、退席しました。
【正】党議員団と太田縁議員は反対し、26名が賛成し可決されました。なお、椋田昇一議員は退席しました。

3月3日、鳥取市議会本会議で、市議会の4会派の代表から「鳥取県立美術館の建設場所の慎重な審議を求める決議」が提案されました。これは、先日の美術館建設を検討してきた鳥取県教育委員会の建設検討委員会が、3月7日までに、建設場所を含めた基本構想の結論を出したいという考えを示し、その結論が3日の臨時の教育委員会で出されることに対して、昨年2月議会で「鳥取市への設置を求める決議」をあげて、県に要請していたことから、急遽再度決議をあげることになったものです。

教育委員会は、2530人が回答した県民意識調査の結果を踏まえて議論して、過半数の委員が倉吉の建設を支持したという報告し、それを受けた県教育委員会が3日午後に開催する臨時の教育委員会で、建設場所を最終的に決定する状況であるために、鳥取市議会が慎重審議を求めることを要望する決議となりました。
決議可決後、ただちに議長などが直接出かけて、県教育委員会委員長と教育長、県議会議長、県知事に要望しました。
その結果、午後の教育委員会は、鳥取県中部の倉吉市営ラクビー場に、建設場所を決定しました。

日本共産党は、この決議に対して伊藤いく子議員が代表して反対討論がおこないました。伊藤議員は、美術館の構想やあり方など議論と検討が不十分であること、なによりもこの美術館建設は平成11年に県民支持と内容が不十分とされたものであること、平成20年12月の鳥取県の将来ビジョンで「財政が許せば建設」といわれたが、来年度予算でもマスコミが「財政運営が正念場」との報道などを指摘しました。「建設ありき」ではなく、そもそも論からの議論が必要だと主張しました。
賛成討論もあり、採決の結果、党議員団と太田縁議員は反対し、26名が賛成し可決されました。なお、椋田昇一議員は退席しました。(3月9日訂正)党議員団と太田縁議員26名の議員が賛成し可決されましたなお、椋田昇一議員は、退席しました。

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