22日・鳥取市議会本会議:県立美術館決議で討論

22日市議会本会議で、4会派の代表議員が『鳥取市に鳥取県立美術館建設を求める決議について』を提案しました。決議案の提案者は、過去に美術館建設が鳥取市に建設される計画があったことを述べて、県内で立地するのに鳥取市が最もふさわしい場所であると説明しました。

伊藤議員は、美術館そのものを否定したものではなく、また鳥取市の建設場所が問題にしたものでもありません。むしろ、文化芸術に出会う機会の環境を整備することは大切であり、県がその水準を高めるために尽力することは大きな役割りの一つであると指摘しました。

そのうえで、現在県の検討状況について、建設場所が各市長村に候補地を出すように要請していることは、建設場所の凍結解除ではなく「白紙」ということであり、鳥取県の説明が必要なことを指摘し、さらに県民との合意形成、建設へのコンセプト、建設費用や運営手法、市町村の負担の有無などの疑問を挙げて、鳥取県のやり方に疑問があると述べました。

そのうえで、現在のやり方は県民を惑わすものであり、県が説明責任を果たすべきなのに、県のやり方はおかしく、いま決議を上げることは市議会として市民への説明責任が果たせないと指摘し、中途半端な状態で県民や市町村を巻き込う県への抗議の意味をこめて、決議を挙げることは賢明でないと、討論で批判しました。

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