081109広域議会反対討論

鳥取県東部広域行政管理組合議会が、11月4日と5日に開催されました。村口英子議員が2つの議案について反対討論をおこないました。以下、紹介します。

議案第9号平成19年度歳入歳出決算認定について、議案第12号因幡霊場の設置及び管理に関する条例の一部改正について、2議案に反対しますので、討論します。

まず議案9号についてであります。可燃物処理施設は、来年6月末をもってやずクリーンセンターが稼働中止となり、旧八頭郡のごみ処理はど うなるのか、国英(くにふさ)地区へ予定されている施設は地元住民の理解を得たとはいえず、いまだ結論が出ていない状況にあります。こうしたきびしい環境 を招いたのは、ひとえに国や県いいなりの広域化・大型化施設建設をしゃにむに押しすすめようと、十分な情報公開もおこなわず、さまざまボタンのかけちがい を行ってきた行政の責任であります。

住民の不信の一つに施設立地促進基金があります。7億円を目標に6億円が積まれましたが、総事業費の5%が基金の根拠になっていました。しかし、施設の規模やそれに伴う事業費の見直しにより、この根拠も崩れています。

今求められるのは、ごみの減量化です。家庭系ごみは減量化の方向にあります。生ごみ対策を真剣に取り組むべきです。また、事業系ごみは、 50キログラムまでが600円が基本となっています。これでは、50キログラムまではごみをつめ込み状況がつくられ、減量の努力の必要性を感じることがで きません。50キログラムまでのきざみを細分化し、減量の効果が得るように検討すべきであります。こうした努力を行政と住民が一体となって取り組んでこ そ、ごみ行政が解決に向けて、前進すると確信します。

次に、議案12号(火葬料の引き上げ)についてです。

現在は維持管理費の70%が利用料料金となっていますが、来年4月からこれを80%に引き上げ、それに伴って利用料金が大人4,000円(21,000円が25,000円に)、小人3,000円(13,000円が16,000円に)の引き上げになります。

不況に加え、諸物価の高騰により生活苦は増大しています。そのうえ福祉は切り刻まれ、これまで3万円の葬祭費も75歳以上の後期高齢者は2万円に引き下げられました。人生終焉の場における料金引き上げは住民にとって大きな負担であります。

以上、(2議案の)反対の理由を述べて、討論を終わります。

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